[いわれおしえ宗旨おこないやすらぎ] 


日蓮宗宗憲(抄)

第一章  総  則

【伝統】

第一条 日蓮宗は、久遠実成本師釈迦牟尼仏から、その本懐である法華経を、末法に弘通することを付嘱されさた、本化上行菩薩の応現日蓮聖人が開創唱導した真実の仏法を開顕する仏教正統の宗団である。

【宗旨】

第二条 日蓮宗は、本門の本尊を帰依の正境とし、本門の題目を信行の要法とし、本門の戒壇を依止の戒法とする三大秘法を宗旨として法華経を行じ且つあらゆる思想を開顕して妙法に帰せしめ、もって即身成仏、仏国土顕現を思想とする。

【本誓】

第三条 日蓮宗は、不惜身命の経意を体し、異体同心の祖訓を奉じ、祖山中心の信仰を堅持し、皆帰妙法の祖願達成に精進することを本誓とする。

【宗制】

第四条 日蓮宗宗制は、日蓮宗宗憲、日蓮宗規則及び日蓮宗規定の三種とする。

2、日蓮宗宗制は、宗団の和合と興隆とを念願する堅固な信仰に基づいて、定められたものである。

3、日蓮宗宗制は、僧侶の道念と檀信徒の信念とによって、これを遵守し運営しなければならない。

第二章 行学布教

【行学】

第五条 本宗の行学は、給仕をもって第一とし法器の向上完成を本旨とする。

第六条 本宗の行学は、不断に修するほか、立正大学、身延山大学その他の教育機関、特に信行道場、日蓮宗布教研修所、布教院、僧風林、宗立学寮、加行所及び声明養成講習所において行う。

2、観学院は、宗旨の顕揚をめざし、教学の研鑽と指導を行う。

【布教】 

第七条 本宗の布教は、広宣流布の祖願達成を主眼とする。

第八条 本宗の布教は、言説、修法、儀式及び各種の事業のほか、時宜に適する方法をもって行う。

以下略

上に戻る へ戻る